私が担当する市内の産院では、集団指導ができない今、マタティセミナー個人指導をご希望に準じて行います。産院や病院など医療機関では入院中のかたへの面会謝絶となっています。勿論個人指導はママになる方のみへのご対応です。
3つの密を守り、感染防止には遵守して。30分から40分と短時間にして。ご本人様のご不安な点や尋ねたいこと優先して。赤ちゃん抱っこもご本人様と助産師それぞれに持ち、技術の確かめ合いができました。呼吸法とリラックス法、お産の立ち合いができないので、医師や助産師、看護師に手助けを求めることの大切さ、産前産後の体と心の変化をテキストに従い確認。サポート体制ですが、コロナ感染拡大現状ではみなさんを巻き込む子育てができにくい現状です。里帰り中の方はお母様の手助けは有りがたいものです。お願い出来る事は大いにお願いして、休養ができるように。すやすや眠っているわが子をいとおしそうに体に触れて見守っていらっしゃる産後のママ、立ち会い予定だった出産でしたが一人で出産に挑むお姿に、母親(ご自身のことですが)は強いなと感激した場面もお伝えしました。ご自身と赤ちゃんを守っていくちからを持っているから大丈夫。本日お会いできたことでご自身の今の状況が理解でき疑問点が解決されたようでした。医師や助産師にいつでも何回でもお尋ねください。
退院後サポートがない方もとても頑張っていらっしゃいます。1カ月間張りつめた気持ちで頑張って、1か月健診でホット人区切りですが、これからも続く家事と子育て。休めるときに休んでご自分をいたわることもとアドバイスしています。疲れたらお電話でも良いのでご相談されることも良いかと。お話を聞いてもらうだけでも気が楽になることもあるかもしれません。
幼稚園や学校、大学、専門学校などがお休み。妊娠中のかたで在宅勤務に追われる方もおありでしょうが、家で過ごすお時間の中で、小さいお子さんも大人のかたも家での生活そのものを見直したり工夫したり少し頑張ったりしていけたら良いですね。
新型コロナによる非常事態宣言が出て2日。家族でも食事や会話の時は距離を2メートルはとったり、真正面に向かい合って座らないようにしたり、声の大きさに気をつけたり気を使っていますが、実は日ごろの生活の接遇として基本的なこと。特別なことではないと改めて感じています。
遠方に住む母親になかなか会えないので、お野菜や乾物類などを定期的に送り、贈り物を通して定期的に近況を伺えます。最近では、近くにいてもなかなか会うことができないことに皆さん戸惑っている現状です。
反対にご近所とは普段からそんなに密接な関係ではないのですが、こんな時なので家にいる機会が多いこともあり、旬のものをいただいたり、珍しいものをお分けしたりが続きました。なんだかこの不安な日々にほっこりすることもあるのですね。
母の笑顔は見えないけれど声で「良かった、元気そうで」と感じ、ご近所様とは笑顔で対応。夫に一日の報告をすると、「良かったね」と。先日ふっと思いましたが、第1子の育児休業中のやり取りにフィードバックしてしまいました。
妊婦様へのご対応をお電話でできればテレビ電話で、と考えていた矢先、看護学校からの講義の対応もそのような方向と。
コロナが終息後の今後の仕事や生活など変わっていく傾向だなと感じることも確か。とはいっても、人と人との関係距離を配慮した顔の見える関係はなくてなくてはならないものだと思います。
和やかに日が早く来ますよう願います。
「第1子の時は、おっぱいが張りすぎて赤ちゃんがうまく飲んでくれなくてわからないことだらけで悩んだのですが、今回は相談やケアをしていただき安心して母乳育児ができる。不安でおっぱいが痛くて眠れなくて、今回は眠れて眠たくて。」と。出産後15日目のママ。おっぱいケアを毎週行い本日で3回目。一日8〜10回の授乳。先週はミルク1日1回補足していたのですが、前回のおっぱいケアから母乳のみになったようです。
ご家族の協力とご本人様の母乳で育てると言う意思が大切。そばに協力者と相談に応えてくださる人の存在。赤ちゃんとの協同が大切ですね。こんな時だからこそ信頼関係の大切だということを改めて教えていただきました。ありがとう。これからも母乳育児の応援とお手伝いをさせていただきますね。
赤ちゃんは、お腹の中では羊水という弱アルカリ性の無菌的なお湯の中で生活しています。生れてから1日目くらいからお風呂に入ります。沐浴です。
昔は大家族でおばあちゃんやご近所の子育て経験者や助産師によって沐浴を手伝ってもらっていたのが通常だったようです。核家族となり、施設分娩が主流で沐浴指導がなされ
ママやパパが行う時代です。
平成5年に開業した当時から尼崎市ではその名残があり、沐浴のご依頼があります。私も経験がありますが、たかが沐浴さえど沐浴。入院期間3〜5日で抱っこやおむつ交換、おっぱいの含ませ方、ミルクの足し方、沐浴など多くの知識と技術を詰め込みで覚え経験もすくなに退院。ご家庭ではママもパパもご家族も頑張ろうと大変。
私の場合、母と姑は全く。おばあちゃんがしていたから。助産婦さんに来てもらっていたから。なんて。おじいちゃんは抱くのもぎこちなく。夫にお願した次第でした。助産師の私は夫に口頭で説明しながら教えて、夏でもありましたので夫は汗を流しながら行っていましたのを覚えています。日記にも記していました。
なので、沐浴のご依頼のご家族様のお気持ちはとっても良くわかります。大切なお孫さんを愛おしく思いやり娘や嫁を気遣う親御さんのお気持ちが伝わります。
赤ちゃんのお肌は柔らくすべすべ。沐浴お手伝いをする中、スキンケア、タッチケアやベビーマッサージなど学び研究しました。
私の沐浴のコツは、
〓固形せっけんを泡立てネットなどを使いよく泡立てる
〓お顔を拭くときは押さえ拭きか優しくジャブジャブをお湯を流す
〓ほほとおでこ泡立てた石鹸をのせるようにして指全体を使って皮膚に圧を加えながら押し滑らすように洗う。眉と小鼻、あご、肩、腕、わきの下などは親指の第1関節までの指の腹を使い、皮膚に圧をかけながら押し滑らすように洗います。
〓頭、首、胸、お腹、背中などは泡立てた石鹸を手のひら全体でゆっくり泡をのばす様に洗う
〓足や手はねじり洗いです
〓細かいところも優しくしっかり洗う
〓石鹸分はよくすすぎ除くこと
〓吸湿性の良いバスタオルにくるんでこすらずに優しく水分をふきとる
〓水分を拭き取ってから肌着を
〓赤ちゃんへのお声かけも忘れずに「気持ちいいね」「あったかいね」
山口創先生の著書『皮膚という脳』にも皮膚は露出した脳、大人になっても記憶していくとあります。
触れる、なでることでのここちよさを生後1カ月は沐浴で体験しているのですね。
ご依頼のご家族からのお電話やお写真入りのお手紙をいただき、「相変わらずお肌ピカピカですべすべです」と。ママやご家族の思いやりの賜物です。
昨日宮崎の堀口ファームのオーナーからお電話で筍の便り。早速送っていただき、本日午後到着。糠も入れていてくださって約1時間近くゆでた湯でたての筍。
とても良い香りです。たけのこの成長スピードは、たけのこ若芽であるたけのこは地表に顔を出す頃は1日数センチメートル程度。10日ほど経つと1日数十センチメートル伸びるようになるそうです。1日で1メートル以上伸びることがあるそうです。調べてみると、竹は光合成で得た栄養分を地下に蓄えているから、次に出てくるたけのこは、自分で栄養分を作り出さなくても蓄えられた栄養分で成長できるので他の植物よりの早く成長できます。
妊娠中にママの栄養とパパ、周りの人の愛情をたくさん受け、おっぱいやミルクで成長したお子さん。おっぱいをご卒乳後1カ月のケアにお越しになるのですが、その頃のママのすっきりしたお姿とのびのびとした表情でおもちゃに触れ、一人遊びに夢中になっているお姿がとてものびのびとお育ちだなと嬉しく思いました。
お天気の良い日は近くの公園に行き、一緒に遊んでおられるそうです。おもちゃを片付け、笑顔でごあいさつ(軽く会釈まで)で帰って行かれます。
お子さんの育つちからを信じこれからもママとパパの愛情を受け、のびのびと育っていかれることを望みます。
外出など自粛の昨今、いつもとおり仕事はしていますが、家事特にお掃除とお食事作りをこまめにしています。大好きなコーラスもお休み。時間を作って自宅で自己練習をしています。最近は、とても難しいリズムや言葉の入った『私が一番きれいだったとき』を練習中。一度もみんなで練習をしていない曲。楽譜といただいたメロディとユーチューブで高校生の合唱演奏を参考に勤しんでいます。いつレッスンが再開するのか不安、一人練習していてこれで良いのか不安、早くみんなで練習したいと楽しみが倍増します。
お部屋をすっきりさせ、窓を閉めて声を出す瞬間が好きです。今日の調子がわかります。今回の曲は本当に難しいんです。挑戦もウキウキします。
出産や育児も未知の世界。人それぞれ痛みや進み方、赤ちゃんの状態、ママのおなかの中の状態、骨盤や筋肉、全身状態の健康状態、こころの状態、環境、食事や睡眠、排泄などの人間の基本的欲求など。
育児になるとまた、これにお子さんの状態、家族の状況、生活そのもの変化など。が、いろいろと影響します。
今の状況を知り、知識や経験したことの振り返りが大切。私の経験から妊娠後期からイメージ作り(赤ちゃんのこと、出産、育児など)をし、36週くらいから呼吸とリラックス(ちからを抜くこと)を気がついた時に行っていました。それが本番の時、痛みが強くなったときにスッと波に乗れたのです。歩くことと拭き掃除も手足のちからアップや維持に大事です。これは、達成感や粘り強さを養うんだなと思いました。
出産当日は思い切りですね。なるようになる。自分のちからを信じる。コーラスの演奏会やコンクールのとき、仕事柄講演会などの時の当日もそうだと思い乗り切っています。そうすることにより、周りの皆さんの協力を求めることができます。
そして、ホジティブな振り返り。日記など書いておくことも効果的でした。出産後毎日日記を書いていて、後で見てびっくりするほどの観察力とだなと自分ながら感心しています。人の気持ちは自分の行動や観察力によって動かすこともできるんだなと感じることもあります。自分は良く頑張ったと自分をほめることも良いことです。育児にはそれが一番大切と思います。自分をほめて肯定すると他者へのおもやりにつながるからです。ご出産が自然分娩でも帝王切開手術だったとしても皆さんにとっての安産は、安全にお産を終えて、赤ちゃんと対面することですね。と私は、セミナーなどでは付け加えさせていただいています。
ご自分の赤ちゃんは可愛いです。いとおしいです。抱いてあげてください。お声をかけてあげてください。ママの声を知っています。ママの暖かさを知っています。触れてあげてください。ここちよさを知っています。おっぱいやミルクは赤ちゃんにとってお食事です。美味しい。と一声かけて。
コーラスの皆さんはとても穏やかで美しい方ばかり。ごあいさつはもとより、とても良い表情ね。とか姿勢が良いですね。とか、楽しそうに歌っていますね。など一声かけてださることがとても嬉しいです。実はまだ入会して1年なのですが、共通な好きな歌でご縁があり、仲間に入れていただいたこと、お声かけをしていただけることが好きなことが続けられるのだなと感じています。
子育ては長く続きます。ご自分の息抜きも大切。好きなことが多いほうが良いですね。これは、小学校や中学校のいのちの授業でもお話しています。
呼吸、コーラスのはじめもフーッと息を吐くことからはじまり、発声です。
まずゆっくり息を吐いてから静かに呼吸を続けてみてください。
春の陽ざしを浴びて洗濯物が風で揺らいでいます。昨日から西の風が少し強いで す。
妊婦様からお電話も届いています。病院や保健センターでのマタニティセミナー
が中止になってます。妊娠後期で分娩について聞きたいとかもうすぐ臨月でどのようなことに気をつけたら良いか、おっぱいのお手入れはなどのご相談です。外出もままならずご不安な毎日のこととお察しします。お電話ではご案内程度で、外出ができそうなかた(交通機関など)は個別相談をお受けしますとお応えしました。外出の自粛要請も出ていますので、お電話相談でお応えできそうなことでしたら、ご用命ください。
私が、バイブルのように持ち歩いている図書
日本助産師会出版 著者 進 純郎 発行人 加藤 尚美 『子宮力』より
子宮力をアップし、自然なお産をするための十カ条
一 自分の体は自分で守るという強い信念を持つ。
二 バランスのとれた食事をする。
妊娠中から「おふくろの味」を教えるために、食事に対する認識を新たに。毎日の食生活に気を配りましょう。おふくろとは、「お袋」子宮です。一汁三菜(ごはんと汁もの、おかずと香のもの)
三 運動をする。
お元気なら一日8000歩くらい。(家事もいれて毎日継続できたら良いです
ね)3日続けて休まないほうが良いそうです。安静にするように言われていたり、外出しにくければ、足や手のストレッチでも良いですね。
四 十分に睡眠をとる。
規則正しい生活が理想です。それには、食事のお時間や摂り方なども関係
します。将来の生活習慣病を予防したり、中枢神経との関与も言われています。
まとまって眠れなければ、お昼寝もどうぞ。妊娠中から授乳になれるよう小刻みの睡眠形態になっているかたもあります。
五 快便に努める。
腸活に努めましょう。また、産後の母乳も関与します。赤ちゃんのお食事
の源となります。快便はママの食事や赤ちゃんの体にも関係しています。
六 妊婦定期健診を必ず受ける。
主治医の医師や助産師にご不安なことはお尋ねください。
七 冷えの防止に努める。
おなかやお尻が冷えていませんか。
八 できるだけ医療介入を受けない体作りに努力する。
九 産痛は子宮力アップのためのエネルギーとなる。
産痛は最初はゆっくり進み、だんだん痛みが強くなっていきます。休憩も
あります。休憩のときは、ゆっくり息を吐き、そして静かに呼吸を続けてくだい。
十 子宮力を信じる。
産痛とともにお産を乗り切りましょう。そのためには、体、こころ、呼吸
のリラックスに努め、この3者と調和させながら子宮と対話してください。
あなたはあなたのままでいい、子宮力を信じ、あなたらしい素敵なお産に挑戦してください。
『子宮力』引用と抜粋
新年度のスタート。坂田助産院の診察は通常通り行っています。新型コロナ感染症感染拡大予防として、子育て教室や絵本の会などのお教室は3月4月とお休みにしています。個人レッスンは行いますので、その際はご用命ください。
宮崎から届いた旬の野菜で元気が出ます。タラの芽の天ぷらをしました。少しの苦みが程よく消化器官を通過したようでした。元気が出ます。
散歩した時見つけたガーベラやフリージャ、ムスカリが根強く咲いていました。
錦秋の候、街路樹は色づき落ち葉散るの季節です。朝晩の冷え込みで、体調を崩される方もおありかと思います。
11月はご卒乳の方が来られています。いろいろなご卒乳がありますが、決められたママの気持ちに寄り添います。おっぱいやミルクいわゆる離乳とともに、お子さんもママも変わってまいります。離乳の前は、『さみしくなります』『うまくいくかドキドキします』『子供の反応が楽しみです』離乳とともに『あまりおっぱい飲んでいなかったみたいに思ったけど、おっぱいが張ってきました。飲んでいたんですね。』『あんなに心配したけどあっけない幕引きでした』『3日くらい泣いたけど今では夜もぐっすり眠っています。ママも子も』『びっくりするほど食べます。』『おっぱい大変なときもあったけど続けていて良かったです』などなど。
ご自分のお気持ちを大切にして、お二人で、また家族に支えられ授乳生活にバイバイです。いろいろな方に、いろいろなことに感謝ですね。
一段落されているお姿は素敵です。お子さんとのやり取りをほほえましく見送りますが、いつの日かの再会を楽しみにしています。
ママたちのランチ会は3回目。6名(お子さんと)お越しくださいました。姿勢を整えるストレッチと呼吸法を行い、ランチ会。ニンジンご飯、お椀には身たくさんスープ、ランチのお皿には鮭のムニエルと鶏胸肉のゆで鶏、キャベツとポテトに手製玉ねぎドレッシングかゆずドレッシングを。キュウリのぬか漬け、うずら豆煮と大豆の五目豆をのせました。あっという間の2時間。その間お子さんはご持参の離乳食、ニンジンのご飯はお子さんもお味見され、好評でした。これから年末年始に向けて里帰りなどでおばあちゃんやおじいちゃんなどとの交流が増えるかなと思い、最後に、子供の発達と事故のお話を少しさせていただきました。日本助産師会発行の『おまごBOOK』をお渡しさせていただきました。お家族の皆さんと共有していただければ幸いです。